• 財団について

  • 一般財団法人 パルシステム若者応援基金 理事長 大信政一

    代表あいさつ

    近年の社会的な変化は、経済格差の拡⼤や地域コミュニティの希薄化など国内に⼤きなひずみをもたらしています。なかでも⼦どもたちへの影響は、時間を経るほど深刻です。家庭内暴⼒やネグレクト、親族の介護など、さまざまな事情を抱える⼦どもが増えています。

    ⼦どもたちの多くは、誰にも悩みを相談できず社会から孤⽴しています。こうした「学びたくても、学べない」若者たちを⽀えようと、多くの団体が各地で奔⾛しています。パルシステムも2020年、地域に根差す社会の⼀員として「パルシステム給付型奨学⾦」制度の運⽤を開始し、2023年に当財団を設⽴しました。

    本制度は、困難な状況にある学⽣を⽀援団体が相談などを通じて⽀える「伴⾛型」であることが⼤きな特徴です。給付期間中には、奨学⽣へ農業体験やボランティアなど社会体験の機会も提供し、学校以外で知⾒を広める機会も⽤意しています。

    奨学⾦は、パルシステムを利⽤する組合員のみなさんからの募⾦により⽀えられています。組合員から込められた「思い」を届け、ひとりでも多くの学びを⽀えられるよう、協⼒を呼びかけています。これまでのべ97名の学⽣へ奨学⾦を給付し、若者が安⼼して学業に専念できる環境づくりに貢献してきました。

    ⼈がつながり、助け合い、⽀え合うことは、地域社会に不可⽋です。当財団はこれからも、連携する⽀援団体とともに次世代を担う若者の学びを応援し、パルシステムグループの理念「⼼豊かなくらしと共⽣の社会を創ります」の実現を⽬指します。

    ⼀般財団法⼈ パルシステム若者応援基⾦

    理事⻑ 渋澤温之

  • 沿革

    2017年

    パルシステムにて「学びと協働研究会」設置

    奨学金事業の設立検討開始

    2019年

    奨学金モデル事業実施

    「給付型」「伴走」等現在の奨学金事業の仕組みを構築する

    2020年

    パルシステム連合会に「パルシステム給付型奨学金制度」設立

    組合員募金を開始

    2021年

    制度運用開始。4名に給付を決定する

    2022年

    12名に給付を決定する

    2023年

    給付対象がこれまでの「四年制大学の学生」から「短大」「専門学校生」にも拡大

    春季18名に給付を決定する

    秋季(第2期)の給付を開始し、10名に決定する

    一般財団法人パルシステム若者応援基金を設立。パルシステム連合会より管理・運営を引き継ぐ

    2024年

    第1期23名、第2期10名の給付を決定する

    2025年

    「法⼈サポーター制度」開始

    第1期20名の⽀給を決定する